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2024年4月13日、 福島交通飯坂線は開業100周年を迎えました! 福島交通飯坂線は、 開業当初は福島飯坂電気軌道株式会社として軌道線としての開業でした。 1924年4月23日当時の開業区間は福島(国鉄福島駅前)⇔飯坂(現花水坂駅)の8.9kmです。 その後、 1927年に終点を飯坂温泉駅まで延伸、 運行区間は9.3kmとなりました (1982年の飯坂温泉駅改修に伴い、 運行区間が9.2kmに短縮)。 開業100周年に合わせて、 福島交通では福島駅と飯坂温泉駅に「接近メロディ + 音声案内 + 到着メロディ」を導入。 また、 1000系電車のうち1編成は、 1991年の7000系電車導入前までの旧車両のカラーリングであった赤とクリーム色のツートンカラーに衣替えし、 懐かしい電車として福島市の街を走りぬけていきます。 福島交通福島駅のホームでは、 開業100周年記念ボードが設置されている。 ホームは幅が広くはないので、 撮影等には十分注意を。 記念ボードの裏側。 赤とクリームのツートンカラーの時代の電車から、 飯坂線の1500V昇圧とステンレス車の導入となり28年間活躍した7000系、 現在の1000系電車が写っている。 なお、 背後の電車は阿武隈急行線。 飯坂線の懐かしカラーリング記念電車。 福島駅を発車する場面。 発車メロディは無いが、 接近メロディと接近放送には「飯坂温泉行き」と「桜水行き」の2パターンが用意されている。 電車の車内にも開業100周年を祝う吊りかけ広告が掲げられている。 開業当初の写真である。 正面の建物が国鉄福島駅。 右側にある建物が「旅館福島館」。 その手前、 写真右隅にひょこっと顔を出しているのが開業したての飯坂軌道の車両である。 ★★ 当写真は「福島交通70年の歩み」から。 発行元様のご厚意で掲載を許可いただいております。 ★★ 開業当初の飯坂軌道の路線図。 福島、西町、曽根田・・・と駅名(電停名)が並んでいる。 ★★ 当写真は「福島交通70年の歩み」から。 発行元様のご厚意で掲載を許可いただいております。 ★★ 曽根田駅に進入する赤とクリームのツートンカラーの飯坂電車。 このカラーリングこそが、 飯坂線繁栄期の、 もっとも飯坂線らしい色合いだと思う。 少なくも1年間は走行するとのこと。 曽根田駅に停車した記念電車。 旧カラーリングと、 デジタル行先表示がアンマッチだが。 記念電車の連結部分。 このカラーリングの、 この場所が、 個人的にかなり印象に残っているのは私だけだろうか。 加えて貫通部のジャバラ。 カーブ区間で電車がこの色で揺れる場面、 妙に懐かしい。 花水坂駅に進入する赤とクリームのツートンカラーの飯坂電車。 かつての終点駅。 花水坂駅に停車した記念電車。 旧カラーリングと、 デジタル行先表示がア... おまけ画像。 福島駅での阿武隈急行線新型車両とのツーショット。 阿武隈急行も車両の更新が続き、 延伸・電化開業当時の車両もあとわずか。 福島交通飯坂線開業100周年にあたり、 各メディアでも大きく取り上げられました。 ところが、 開業当初の起点を『福島(現在の曽根田駅)』とした誤報が相次ぎました。 当ページ本文で赤字で記述した部分がヒントですが、 正しくは 福島(現在の福島駅)⇔飯坂(現在の花水坂駅) です。 福島交通の公式Webサイト、 書籍「福島交通70年の歩み」の写真や資料、 そして何より開業当初の営業キロが8.9kmで、 飯坂温泉延伸時が9.3km。 じゃあ福島⇔曽根田の0.6kmはいったいいつどうやって延伸したの??ということです。これは、 以前個人サイトが旺盛だった時代に誤って記述されているサイトがあったほか、 某社が発売した飯坂線DVDでの誤記、 それらを含め誤解/誤報のもととなった国鉄福島駅に対して曽根田駅は1942年から1962年までの30年間、”電鉄福島駅”と名乗っていたことから、 混同が発生し、 裏付け検証もせずに記事にしてしまったことが原因でしょう。 ・地元ローカル紙FKMP社 ・地域ブロック紙KHKSP社 ・全国紙ASHSB社 ちなみに、 数社には誤報に対する見解を伺うご連絡を差し上げましたが、 回答は頂けませんでした。 日々あるニュースのなかの一コマ、 些細なことと捉えられたのかもしれませんが、 正確な歴史を伝えていくことはとても大事なことだと自戒をこめて書きます。 次の100年も飯坂線が活躍を続けることを祈って トピックスに戻る。 |
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