イトーヨーカドー白河店の閉店は白河市の中心市街地の地盤沈下に加え、
周辺住民の日常生活の買い物等にも支障をきたし、早期の小売店出店が望まれていた。
白河市は、跡ビルをそのまま中心市街地活性化の拠点として活用することとし、
マイタウン白河の愛称をつけ、整備してきた。
1階部分は商業スペースとして、主婦の店SANYU白河店が2003年9月3日に先行オープンした。
イトーヨーカドー白河店閉店後、待ち望まれた大型スーパーの開店で、
中心市街地の再生に向けて動き出した。
だが、駐車場問題や売り上げ目標未達、そして賃借料の負担増などの要因から、
開店1年余りたってSANYUは撤退を市に打診。
賃借料の減免を受け、その後も営業を続けていたが、4月から減免が打ち切りとなり、
白河店の営業継続が困難となったことから、2005年5月31日でSANYU白河店は閉店となった。
SANYU白河店入口に掲げられた閉店のお知らせ。
中心市街地の活性化に寄与できればとの思いで開店したが、
1年7ヶ月での閉店を余儀なくされてしまった。
営業最終日の5月31日には、イトーヨーカドー閉店時には及ばないが、
多くの買い物客がSANYU白河店を出入りしていた。レジでは、
短い期間ではあったがSANYUが白河駅前で営業していた足跡を残すかのように
記念品が配られていた。
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