ラブラ万代は万代シテイの中核ともいえる商業施設。かつては1990年代まで破竹の勢いを誇ったスーパー、ダイエー新潟店でした。そのダイエー新潟店は万代シテイの整備とともに1973年にオープン、一時は全ダイエーで最大の売上を誇る店舗でしたが、その後不振にあえいだダイエーの構造改革の一環として2005年11月末で閉店となりました。
その後継として、新潟交通は跡ビルを三井不動産に一括で賃貸し、LOVELA(ラブラ)万代として2007年3月2日にオープンさせました。その後、2013年11月2日には隣接地のビルにラブラ2をオープンさせ、新潟県随一のショッピングエリアのさらなる発展を果たしています。
ラブラ万代。元ダイエー新潟店。2024年6月13日にお買い物。一帯はペデストリアンデッキに囲まれ、回遊性が非常に高いつくりになっている。
萬代橋に通じるメインストリート、東大通りからみるラブラ万代。万代シテイは新潟駅から路線バスで2つ目のバス停だが、新潟交通はここにバスセンターを一体開発することで、新しい新潟の商業エリアをつくりあげた。
こちらは後発のラブラ2。ラブラ万代と道を挟んで南側に位置する。
ラブラ万代の東大通側入口。東大通を通過する路線バスの乗降客が雪崩をうったようにこの入口から出入りする。
ラブラ万代1階はファッションフロア&ゴディバ。東通り側入口とバスセンター側入口を結ぶ通路が動線となっており、多くの人々が行き交うメインストリート。平日日中でも人の多さに驚かされる。そしてゴディバ。万代シテイにある新潟伊勢丹にもゴディバがあり、同じ商業エリア内に2つのゴディバは珍しい。伊勢丹側は物販のみの模様だが、ラブラ万代のゴディバはショコリキサーがしっかり味わえる。
ラブラ万代の2階フロア。万代シテイ全体がペデストリアンデッキで覆われているため、2階フロアも人々の行き来が多い。ファッション雑貨や無印良品などが営業している。
3階フロアはフランフランなどの雑貨中心のフロア。ラブラ万代はファッションビルとしても機能している。
4階フロアはGUとユニクロの売場が大半を占めている。大きな売り場のため扱う商品も多い。
ちょっと伝わらない画像だが、5階エリアは全部LOFT。
そして6階は全部紀伊國屋書店。こうした店舗構成は、バスセンターを挟んだはす向かいにある新潟伊勢丹と見事棲み分けができているように思える。
ダイエー新潟店時代も活躍していたであろうラブラ万代のエレベーター。2基稼働している。
見る人が見れば分かるのだろうか。ダイエーっぽい階段。
ラブラ万代とラブラ2を結ぶデッキ。両店を行き交う人でエリアの賑わいをみせる。
ラブラ2の1階入口。とても背の高い開き戸になっている。
こちらはラブラ万代から回廊で直接アクセスできるラブラ2の2階入り口。
ラブラ2は通路も含めて1つ1つの空間が大きく保たれているように感じる。
気になったのは、ラブラ万代・ラブラ2ともに空きフロアやエスカレーター脇にこのようにガチャガチャが本当に大量に設置されていたこと。新潟市のトレンドなのか、はたまた全国的な傾向である空床対策なのか。
ラブラ万代でのお買い物中にも、経営者らしき方が施設管理者の説明を受けながら店内を歩いている姿が見られた。テナント出店を検討していたのであろうか。