仙台三越

仙台三越はアーケード街の北の果て、定禅寺通り手前にあります。三越伊勢丹ホールディングスのグループ会社として、2009年10月に(株)仙台三越が設立され運営されています。

三越の創業は1673年の「越後屋」が発端。その後百貨店業として各地に展開していき、1933年4月に仙台店が開業しました。2007年2月28日には、ジャスコ新名取店がキーテナントのダイアモンドシティ・エアリに三越名取店をオープンさせましたが、わずか2年後の2009年3月に閉店。同じく2009年3月には隣接したビルである141跡に、定禅寺通り館をオープンさせています。2012年には小型店舗、三越石巻を設けました。2014年3月にはエムアイプラザとして小型店舗の山形店をオープンさせています。

2019年度の売上はおよそ302億円と東北第2位。藤崎と並んで、杜の都仙台を代表する百貨店です。建物は本館と定禅寺通り館の2館体制で、本館5Fと定禅寺通り館4Fを結ぶ連絡通路があります。

 

2023年12月のお買い物。仙台三越本館を東二番丁通りから見た画像。

 

こちらは仙台三越定禅寺通り館(旧141)。

 

仙台三越本館と一体化している仙台市地下鉄勾当台公園駅。仙台三越は県庁市役所や青葉区役所と隣接した一帯に位置する。

 

これが本館5Fと定禅寺通り館4Fを結ぶ連絡通路。やはり中合福島店のNロードの方が...。

 

一番町通り側にある本館一番町口(ライオン口)。10:00の開店とともに大勢の買い物客が店舗へと入っていく。

 

三越お馴染みのライオンもクリスマス仕様。でも、暖冬の影響でライオンさん暑くないのかな?

 

もう1頭のライオンさんは緑仕様で着せられていた。

 

本館1階、デパートのエントランスフロアは化粧品やシーズン雑貨、特選ブティックなどが並ぶ煌びやかな空間。

 

本館5階はメンズ・ビジネスフロア。スーツ・スラックス・ワイシャツ・小物などビジネス用品が並ぶ。本館2階から4階は婦人服や婦人洋品で埋められている。6階は家具や食器など。7階は宝飾品や催事のフロア。

 

仙台三越は本館5階と定禅寺通り館4階とが連絡通路で結ばれている。定禅寺通り館4階もメンズカジュアルフロアとなっており、一体的な売場となっている。なお、一部ゴルフウェア(いわゆるメンズスポーツ、普段着等)は定禅寺通り館3階に売り場がある。

 

本館地下1階は銘店街。画像右の「モーニング」はおなじみ郡山市のヨーグルト専門店である。

 

仙台三越定禅寺通り館一番町口。ちょうど定禅寺通り手前に位置する。

 

定禅寺通り館1階は本館と似た構成。化粧品や特選ブティックが立ち並ぶ。

 

定禅寺通り館は建物中央に大きな吹き抜けがある。2階は婦人靴とハンドバック。3階は子供服など。定禅寺通り館の仙台三越の売場は4階まで。

 

地下1階はフードガーデン。グローサリーは北野エース。イートインコーナーもある。

 

仙台市地下鉄勾当台公園駅構内からの仙台三越本館入口。

 

同定禅寺通り館入口。

 

定禅寺通り館の地下鉄口から上ると、書店フロアがある。

 

仙台三越8階、レストランロケーション。三越御膳もメニューにある。メニューの内容や価格は三越各店で異なるようだ。

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2023年は仙台三越開店90周年。定禅寺通り側には仙台市中心市街地の各大型商業施設からエールが貼りだされている。百貨店としての最大のライバル、藤崎からのメッセージ。

昭和8年、東一番丁に三越仙台店として開店されてこれまで、わたしたちにとってまけたくない相手でもあり、素敵な隣人でもありました。なにより、この仙台・一番町を見守ってきた素晴らしい仲間です。戦災や震災も、アーケードができたときも、地下鉄が開通したときも、わたしたちは、一緒に過ごしてきましたね。これからは花が咲く季節。コロナという影が世界を覆った3年間を払拭するかのような、満開の花を咲かせましょう。ともに、これからも、ここで。

 

エンドーチェーンからのエール。大好き大好きエンドーチェーン。今はE-Beans。

 

仙台PARCOからのエール。PARCOは駅前で2館体制。

 

仙台フォーラスからのエール。ちょうど仙台三越と藤崎の中間地点あたりに位置する。

 

S-PAL仙台からのエール。JR仙台駅の駅ビルである。

 


2021年5月の仙台三越本館。地下1階から8階までが売場となっている。婦人服・婦人用品や紳士服、家具やインテリア、宝飾品やレストランなどが営業している。いわゆるデパ地下、銘店フロアはこちら本館の地下1階。仙台市営地下鉄南北線の連絡口も地下1階から。

 

本館の北側(市役所側)に位置する仙台三越定禅寺通り館。元は若者層を主にターゲットにした141の建物だったが、その閉鎖後に居抜増床した。婦人靴やハンドバック、子供服やメンズカジュアルなどの売場が展開されている。フロア中央部に「光の広場」と呼ばれる吹き抜けがあるのが特徴。

 

三越駐車場は本館、定禅寺通り館とも地下駐車場。回転板に車を乗せ、向きを変えてエレベーターに乗り込む。常時数人のオペレーターがコントロールにあたっている。

 

本館と定禅寺通り館の連絡通路。連絡できるのは地下と地上、そして階上は1箇所だけ。中合のNロードより機能性に劣る。

 

仙台三越本館の正面入口はアーケード街のこちらになるのだろうか。朝10時の開店前には、十数人の買い物客が入口付近で待ちかまえていた。

 

定禅寺通り館のアーケード街側入口。地下1階食品売場は日配品などが並び、地下2階ヤマト屋書店が入居。地下3階は勾当台公園地下鉄口となっている。

 

アーケード街側本館エントランス外側にある三越のライオン像。コロナ禍のためマスク着用。

 


2009年の仙台三越本館。隣の141跡を居抜出店し、増床を果たした直後の画像。

 

アーケード街側入口も現在と風貌は変わらずといったところか。

 

新装オープンした増床部分の三越定禅寺通り館。三越になりたてほやほやの様子である。この増床は、ライバルである藤崎の新館開店に合わせて対抗したものとして受け止められていた。

 

定禅寺通り館のアーケード街側入口。エントランス左側のテナントは、このときはまだ入居していなかった様子。

 


2005年9月の仙台三越。このときはまだビル1館のみの営業であった。隣ビルである141との連絡通路は当時から設置されていた。

 

アーケード街エントランスは、やはり変わらぬ風貌。