「クラソ・プレイス北上」は、不動産会社のリオ・コンサルティングが北上市の中心市街地にあるツインモールプラザの商業棟の運営を公募で選ばれ、2025年12月15日、正式に運営を北上市が筆頭株主(約20%の株式を保有)の第三セクターの「北上都心開発」およびその完全子会社「いわて北上リテールマネージメント」から移管されました。2026年4月25日には、それまでの店名だった「ツインモールさくら野(記事はこちら)」から「クラソ・プレイス北上」に変更し、北上市の街の大型商業施設として再出発を果たしました。それまで、さくら野百貨店とライセンス契約(商標利用等)を結んでいた「いわて北上リテールマネージメント」の「ツインモールさくら野」は「クラソ・プレイス北上」の1テナントとして、館内で営業を続けていました。
しかし、「いわて北上リテールマネージメント」の財務状況は改善せず、2026年8月31日に破産手続きの開始を申し立てるに至りました。運営していた「ツインモールさくら野」の売場は閉鎖され、従業員は解雇されました。
なお、前述のとおり、「いわて北上リテールマネージメント」は、青森市に本社がある「さくら野百貨店」の屋号等の利用を許諾されていたにすぎず、別法人であるため、「さくら野百貨店」の財務状況、営業には一切関係はありません。一部報道やネット情報においては「さくら野百貨店北上店」とされておりますが、それは誤りであり、「いわて北上リテールマネージメント」が運営していた正式店名は「ツインモールさくら野」であり「さくら野百貨店北上店」ではない旨、告知に書かれています。
「いわて北上リテールマネージメント」の破産手続き開始後初の土曜日となった9月5日。心なしか人の出入りが少ない「クラソ・プレイス北上」正面入口。2026年9月5日にお買い物。核テナントの1つであったイオンシネマ北上は2026年3月29日で撤退していた。
風除室にあった店内案内。4階までが商業フロアだが、再生基本計画では商業フロアは2階までに圧縮される案もあるという。
1階に入るといつものドラッグストア「スーパードラッグアサヒ」。特に変わった様子は見られないが・・・。
「好日山荘」フロアにはロープが張られ、内部の棚は空に。
「いわて北上リテールマネジメント」に関する告知書と破産申し立てのお知らせ。「いわて北上リテールマネジメント」が運営していた「ツインモールさくら野」のテナント群が売場閉鎖になったようだ。
「昭和西川快眠ショップ」も同様の告知で閉鎖されていた。
1階催事場で行われていたと思われる「ギフト解体セール」スペースも閉鎖。「ツインモールさくら野」の店長さんと店員さんらしき2人が、この中で打ち合わせをしていた。
店内にある「ツインモールさくら野」に関する掲示は、白紙で隠されていた。
「ツインモールさくら野」の銘店コーナーも閉鎖。多くの銘菓が置かれたままになっていた。
「さくら野」のロゴも白紙で隠されていた。
たくさんの銘菓がロープが張られた向こう側。これらは全て差し押さえされていると思われるが、食品だぞ...。
2階フロアにあった、ツインモールさくら野のレジ跡。さくら野セゾンカードの案内などもそのままになっていた。
3階の駐車場側入口には、まだ表記が残っていた。
さて、それ以外の店舗は通常通り営業継続しているようだ。1階のコープいわてのスーパーにはいつもどおり買い物客が訪れていた。
フードコード、11:00頃の様子。12:30頃には満席になっていた。
エスカレーターも4階まで稼働。デパートのエスカレーターは夢へと昇るエスカレーター。
2階フロアは靴店や婦人ファッションなどが営業中。フロアの半分ほど(主に北側)は埋まっているようだった。
一時休業も、カムバックするテナントもあり頼もしい。
紳士カジュアルのテナントもしっかりと営業中。
3階フロアは2025年9月の「ツインモールさくら野」の直営売場整理後に動きが無かったためか、空床が目立った。そのなかで、広い売り場で営業している100円ショップ「セリア」。
同じく3階で営業中のファミリー衣料「みずの」。
4階フロアの書店「ブックスさんわ」も健在であった。街の本屋さんとしてとても大切である。
そして4階、100円ショップ「ダイソー」。同じ商業施設に100円ショップが複数営業しているケースは、今では珍しくなくなってきているように思える。
4階アミューズメントコーナー。子どもたちの遊び場は昔はおもちゃ売り場そのものだったが、今はこうしたゲームコーナーも普通な光景になっている。
4階はヴィレッジヴァンガードが営業継続していた。その奥はレストラン街。
4店の飲食店全て営業中だった。どれを食べるか迷ってしまう。。。
ただ、そのうち1店は移転予定とのこと。
ツインモールプラザのエレベーター。南北に設置されている。かつてはこちら(南側)のエレベーターは、映画館営業時間まで稼働していたが、5階の映画館は撤退している。
「クラソ・プレイス北上」として再始動したツインモールプラザ。リオ・コンサルティングの手腕による再生に期待が集まる。北上市の、地域の賑わいの場としてあり続けてほしい。
