日本全国百貨店の総本山、伊勢丹新宿店。1933年9月に新宿本店として開業。以来、リモデルなどを経て日本の百貨店の象徴的存在となりました。売上高は首都東京の副都心の一等地の立地を生かし、長らく日本一の座についています。2025年度3月期の決算では、年間売上高が4,212億円と初めて4,000億円を突破。インバウンド需要の取り込みやハイブランドの展開など、時勢と客層に合致した戦略で、これからも日本の百貨店業界をリードしていくことでしょう。

伊勢丹の基幹店である伊勢丹新宿店の本館。この建屋の光景はまさに日本百貨店トップの象徴であり、重厚な重みと壮大な感を演出している。周辺は古くからの商業集積地。この伊勢丹新宿店を中心に新宿マルイやハイブランドの個店などが並ぶ。2025年8月8日にお買い物。

本館に入ると鮮麗された空間が買い物客を迎える。1階はコスメを中心とした雑貨、ジュエリーのフロア。実に様々なブランドのコスメが売り場を彩っている。

本館2階は婦人向けのトレンド衣装や婦人靴のフロア。商品の陳列1つ1つとっても、日本の百貨店をけん引する伊勢丹新宿店ならではという匂いがする。

本館3階。このトゲトゲとした天井は、インターナショナルデザイナーズとインターナショナルクリエーターズのフロア。世界のファッショントレンドを集結。その他、3階では婦人用のブラックフォーマルを扱っている。

4階までの婦人服売り場はインターナショナルラグジュアリーと称して、ハイブランドを揃えた落ち着いたフロアになっている。

5階は暮らしのフロア。ここまでの鮮麗されたファッションゾーンから1つ上の階に上がると、急に今まで見慣れたような百貨店の生活の空間にがらりと雰囲気が変わる。ただし、売り場面積が大きく、さまざまなアイテムが揃ったフロア。

6階は子ども服、玩具、ランドセルなど子ども向けのフロアとなっている。しかし、コンセプトはあくまで”都会的”。学習机も取り扱っており、昔ながらの百貨店の矜持を今も守り続けている。

レストラン街は本館7階に展開されている。こちらの営業時間は11:00~22:00まで。ちょっと贅沢なランチを楽しむもよし。都心の中心で優雅な百貨店ディナーを楽しむもよし。なお、サイト運営者は16:00頃と非常に中途半端な時間に食事をとらせてもらった。

地階はデパ地下。食料品、総菜、銘店街。東京にしかない洋菓子など、まさに目移りしてしまう空間。夏場だったので、チョコレート系は少し躊躇したが、また無駄に遠くから来たアピールをしつつ店員さんと相談し、2時間なら保冷剤でいける! なるべく外を歩かないルートで! 船橋からの成功体験があるなら新宿でも大丈夫なはず! すぐそこから地下鉄丸の内線で東京駅に向かえます! と これも百貨店ならではなのか とんとん拍子に購入の方向に話が進んだ。家族にも喜ばれそうな楽しいチョコレート菓子を購入し満足。
(なお、冷静に考えれば、宅配にしたほうが安全確実だった気がする

エレベーターたくさん並んでいる。本館には2か所、計7機稼働しているのかな?

「新宿3丁目」駅と直結している伊勢丹新宿店。当駅には東京メトロ丸の内線と副都心線、都営新宿線と大江戸線が乗り入れているが、路線によっては同じ駅でもかなり歩かされる。JR新宿駅からも徒歩圏内だが、公式サイトではJR新宿駅からのアクセスは路線バスからの案内となっている。

伊勢丹新宿店本館周辺には、伊勢丹会館やパークシティーイセタンなど多くの別館で複数の店舗が営業しているが、本館と直結している「メンズ館」がこちら。

メンズ館を面する靖国通り。人の往来が激しい。歩道沿いにはショウウインドウが。

メンズ館は地階が紳士雑貨、紳士靴などの売場になっている。1階はコスメやジュエリー、帽子などの売場。

2階から上はブランドごとの売場が並ぶ。Louis Vuittonの紳士向け売り場などめったに目にしない。

とにかく、各ブランドの売場が広い。6階のポールスミスの売場にも、広いフロアに所狭しと様々な商品が。フルラインナップかどうかは分からないが、あまり季節を意識せずに四季に合わせた衣料品や雑貨などを並べているようだ。本来であれば秋物中心であるが、夏用Tシャツも数多く並んでいたので、欲しくなって購入。
ちなみに購入理由が、Tシャツのロゴが当サイトのひと世代前のロゴ▼に似ていたから...


メンズ館のエレベータはシックな感じ。1か所2基稼働の模様。

メンズ館と本館を結ぶ地上連絡通路。中合福島店でいうところの「Nロード」。