マルカンビル

マルカンビルは1階と2階に販促コーナーや喫茶店、そして6階には背の丈が大きくてあまりに有名なマルカン大食堂があるテナントビルです。ここ、マルカンビルには1973年から「マルカンデパート」という百貨店が営業していました。しかし、近年の売り上げ不振とともにビルの耐震性の問題が表面化し、マルカンデパートは2016年6月に多くの市民に惜しまれながら閉店。だが、マルカンとりわけ6階の大食堂は存続を求める声が余りに大きく、クラウドファンディングでビル改修と運営に必要な多額の費用が集まりました。こうして、6階大食堂を中心としたマルカンビルは、経営者がマルカンから花巻家守舎に変わったとはいえ、1年足らずの2017年2月20日に再開店。今でも多くの市民や観光客に親しまれる花巻市の街の顔になっています。

 

マルカンビル、元マルカンデパートはJR花巻駅から徒歩15分ほどの花巻市の中心市街地、上町商店街に立地。日曜日のお昼時、人の出入りが絶えなかった。

 

マルカンビル正面入り口。1階はマルカングッツなどが販売されている販促コーナーが入っている。タクシーの運転手さん曰く、1階はおまけみたいなものだとのことだが、なかなかおもしろいものが売っていた。

 

アーケードに掲げられている「マルカンデパート」の表版が、百貨店から始まったこのビルの歴史を今に伝える。

 

1階フロアの様子。なかなかどうして人の入りがとても多い。

 

そして6階大食堂。昼時とあって超満員。食券購入町の列が階段下まで続き、エレベーターで6階に上がってきても階段で降りなくてはならない事態となっていた。10回巻きのソフトクリームはあまりに有名だが、おいしいメニューも100種類以上あるようだ。

 

これはマルカンデパート閉店時の寄せ書きだろうか。しかし、マルカンデパートは、形を変えてまだまだ花巻の地に残り続ける。