名鉄百貨店本店。名古屋鉄道のグループ会社、名鉄百貨店が運営するデパートである。名鉄名古屋駅(かつては新名古屋駅と称した)を地下に、またバスターミナルを3階と4階に併設する名古屋市の一大ターミナルともなっている電鉄系百貨店。2024年10月20日にお買い物。
名鉄名古屋駅に降りる階段と名鉄百貨店本店本館への入口が並んでいる。買い物客と鉄道利用客が交錯する名鉄百貨店。
名鉄百貨店本館1階はやや複雑な構造となっており、婦人服飾雑貨となぜかスギ薬局が1階、中1階には煌びやかなジュエリーフロア、2階には鮮麗されたコスメコーナーが並ぶ。
本館は婦人服中心の売り場構成。3階から7階までが婦人服のフロアで占める。
6階フロアは、婦人服とリビング用品売り場となっている。
ここでいつもの如く、リビング用品を購入時に無駄に遠くから来たアピールを店員さんにしてみたが、反応が薄かった。名古屋からすれば福島は遠すぎ。ある程度、当地から福島の位置関係が分かる範囲で無いと通用しない模様(つまり西日本の百貨店ではもうレンジ外の無効技)。しかし、会計後に
「本当に遠くからありがとうございました。」
と言われた...というか言わせたようで申し訳なかった。
7階はテナントとして「ニトリ」が売り場の多くを占めている。催事場も7階である。しかし偶然であろうか、さくら野百貨店青森本店→西武秋田店→名鉄百貨店と順にお買い物をしてきたが、催事場はどこも北海道物産展を開催していた。北海道物産展がサイト運営者を追っているのか。
8階は書店のツタヤが営業している。ギフトサロン(商品券)も8階。
名鉄百貨店本店8階から9階へ通じるエスカレーター。どうやら日本でここだけのエスカレーターの模様。エスカレーターの手すりが垂直に落ちるタイプのエスカレーターで、このタイプは世界で3基しかないとか。なお、このエスカレーターは東芝製。
9階はレストラン街。日曜日とあってか、昼食時を過ぎたデータイムでも各店かなり混み合っていた。
地下にある名鉄名古屋駅に直結している名鉄百貨店本店本館地階入口。駅から出てきたたくさんの乗客が買い物客として名鉄百貨店に吸い込まれていく。
スイーツステーションと名付けられた名鉄百貨店本館デパ地下は、洋菓子と和菓子の各銘店が立ち並ぶ。「マール」といった地方の百貨店ではなかなか見られない珍しい銘店があるのも、やはり三大都市圏たる所以か。
こちらは、本館に隣接する名鉄百貨店本店メンズ館。その名の通り紳士物が中心の売り場構成で、売り場は地階から6階まで。上層階は名鉄グランドホテルになっている。
名鉄百貨店本店メンズ館入口。本館と並んだ通路に入口が配されており、JR名古屋駅や名鉄名古屋駅などとの動線上で人の行き来が激しい。
本館とメンズ館とは、複数階で連絡通路がある。
メンズ館の4階。メンズファッションやフォーマルなどが並ぶ。
メンズ館の5階はロフトが大きく占め、アウトドアの「好日山荘」が奥に売り場を構えている。
メンズ館地階の食品売り場は地下街サンロードと直結しているが、もはやどこからが名鉄百貨店なのか分からない状態である。
今はヤマダ電機となってしまったが、旧ヤング館前に立錐する「ナナちゃん人形」。常に何かの宣伝をしているようだが、今回は「かかりつけ薬局」のアピール。え?本館1階スギ薬局を遠回しに言ってる?
名鉄百貨店の3階と4階には名鉄バスセンターがあり、各地への高速バスや一部路線バスが発着している。売札所や待合室も完備されている。北陸方面への高速バスの発着が多いような印象を受けた。
名鉄百貨店本館地階にある伊勢名物「赤福」。