福島ビブレ

 

 

曽根田ショッピングセンターの「福島ビブレ」時代の画像。前身は昭和5年に創業した山田呉服店で、 昭和23年9月に山田百貨店として本町で営業開始した。その後、本町ビル(現在の福島学院大学駅前キャンパス)で営業を続け、昭和48年に福島駅前の平和ビルに移転。中合とともに山田百貨店は福島を代表するデパートとして親しまれていた。3階フロアの下りエスカレータ付近にはフードコートがあり、ソフトクリームなどを販売していた。山田百貨店としては平成5年2月24日で閉店し、平成5年3月5日に福島ビブレに店名を変え再開店。平成10年に移転セールを実施後、平和ビルの店舗を閉店して福島駅に北側の曽根田地区に移転した。

山田百貨店は長年、ヤクルトスワローズ優勝時には優勝セールを催していた。それは、福島ビブレ改称後も同様であった。
しかし、なぜか巨人優勝時にも同様に優勝セールを実施していた。

その後、「さくら野百貨店福島店」として営業を続け、店舗は2005年3月に閉店した。なお、ニュー福ビル(現在のAXC福島)のフロアの一角にさくら野百貨店サテライト店をオープンさせたが、それも2006年に閉店している。

曽根田ショッピングセンターオープン時から営業を続けていた5階のマイカル(映画館、現イオンシネマ)はさくら野閉店後も営業を継続し、「MAXふくしま」がオープン後も引き続き映画館は健在である。

 

2002年10月、福島ビブレがさくら野百貨店に名称変更する前の画像。垂れ幕に、名称変更の告知がされている。しかし、福島のさくら野百貨店は、桜の季節を2回しか迎えることができなかった。

 

さくら野改称の準備中の建物。塔屋の改修工事も始まっている。中心市街地に大型の立体駐車場(画像右)を備えた画期的な建物に思われたが、駐車場入り口が1カ所しか無いことがネックとなり、施設を十分に生かし切れなかったという。MAXふくしま開店時にはその点が考慮され、地上駐車場も店舗向かい側に整備された。

 

福島ビブレ店舗入り口。完成当時は福島に斬新な店舗ができたと思った。今見てみると、雰囲気がドイツのデパート「GALERIA」にちょっと似ているような気がした。

 

保存している画像を引っ張り出して見つけたベルリンにあるデパート「GALERIA」。あんまり似てないか...。