そごう広島店は、そごう4店舗のうち唯一西日本に残った百貨店。そごう唯一の地方店と目されていますが、広島市は中国地方最大の都市であり、百貨店需要も旺盛です。そごう広島店は1974年10月にオープンし、紙屋町周辺電停周辺にも商業集積ができるきっかけとなりました。画像は広島店本館で、その右側には1994年4月22日にオープンした新館がありましたが、新館は2023年8月31日に閉館し、営業は本館に集約されています。2025年2月22日にお買い物。
紙屋町周辺の商業の礎となった「そごう広島店」。紙屋町西電停目の前に位置する。なお、紙屋町西と紙屋町東の両電停は同駅扱いで、以前は両方とも「紙屋町」と称していたが現在は分けられている。
1階正面出入口。そごうのシンボルである「からくり時計」。からくりは稼働を停止しているが、時計は今でも時を刻んでいる。
広島アストラムライン乗り場に通じる、紙屋町地下道からの「そごう広島店」入口。ゴールドのSOGOのロゴが神々しい。
1階化粧品売場。各コスメブランドが碁盤目状に数多く並んでいる。原爆ドームや平和祈念館至近の百貨店であるからか、外国人観光客の取り込みを狙って免税カウンターや、外貨両替機も設置されている。
2階はハイブランドとアクセサリーのフロア。4階と5階が婦人服、婦人靴、婦人雑貨のフロアとなっている。
6階は紳士服や紳士靴、紳士用品。そして子ども服のフロアとなっている。
宝飾フロアは8階に。美術画廊やミレニアムカードカウンターも設置されている。
9階レストラン街。巨大なフォークとナイフのイラストのお出迎え。
14の飲食店が並ぶレストラン街。何を食べようか迷ってしまう。
地下1階はデパ地下銘店街。日用食品は集中レジにてお会計。
地下2階はお惣菜屋さんがたくさん並んでいる。閉店時刻が迫るとタイムセールが始まるが、その値下げ幅に目を疑う。間違って複数個買ってしまう事態に陥る。
「そごう広島店」のエレベーター。
3階はバスセンターになっており、各方面の路線バスや空港リムジンバスなどが発着している。
オープン時に広島の街に変革と繁栄をもたらした「そごう広島店」。長年にわたって街に根付いてきた百貨店は、今後どのような展開を見せるのであろうか。