十字屋銚子店

十字屋銚子店は、千葉県銚子市の中心市街地に位置する百貨店で、昭和51年10月1日にオープンしました。平成2年11月には売り場が増床され、地上5階地下1階まで売り場面積が14,677㎡と仙台店に匹敵する大きな百貨店として銚子市の大きな商業拠点として営業してきました。しかし、近年の消費者の生活様式の変化などから売り上げが落ち込み、親会社のダイエーの経営再建策の中で早期の黒字化が困難な店舗とされ、平成17年11月30日をもって、銚子の町とともに歩んできた29年間の歴史に幕を閉じることとなりました。

 

銚子駅の正面から伸びる広い道路に面した十字屋銚子店。1Fフロアにはマツモトキヨシが売り場を構えていた。また、100円ショップダイソーは11月23日をもって一足早く撤退した。

 

入り口に設置された閉店を知らせる看板。もうすぐ、銚子の町ともお別れになる。

 

店舗のガラスには閉店セールの張り紙が張り巡らされていた。午前中にもかかわらず多くの買い物客が店内に入り、タイムサービスの声や、大幅値引きなどの案内が館内に響いていた。

 

反対側の入り口。銚子店は大きな店舗で、館内にエスカレーターが2箇所設置されていた。

 

この画像の側に「十字屋」の塔屋があったようだが、既に撤去されていた模様。買い物客の出入りが絶えない十字屋銚子店。5Fフロアでは「十字屋おもひで写真展」として、開店から増床、そして閉店いたるまでのさまざまな写真が展示されていた。