丸井今井函館店

 

丸井今井函館店は、函館市の中心街の1つ、市電五稜郭公園前電停界隈の本町にある百貨店です。かつて丸井今井は、地場百貨店として北海道の各都市に店舗を展開していましたが、経営環境の悪化などから三越伊勢丹ホールディングスの支援を受け、地域分社化されました。現在、丸井今井は札幌と函館の2店舗となっており、函館店は2009年より株式会社函館丸井今井によって運営されています。1892年の函館丸井今井呉服店開業が起こりで、当時末広町に店舗を据え、1923年には4階建ての建物で百貨店として営業を開始しています。1969年に現在の五稜郭地域に移転。1985年に丸井今井のロゴマークを現在のものに変更しました。2016年度には80.8億円だった売上高(当時、中合棒二森屋店も営業中)が、2021年度にはコロナ禍の影響を受け23.4億円と低迷。行動制限緩和後の巻き返しが急がれます。

 

市電五稜郭電停側の店舗入り口。なぜか扉のロゴマークが青くなっている。

 

電停前交差点の地下歩道からも出入りできる丸井今井函館店。地階は銘店街のほか北海道名産品も数多く揃えられており、北海道の百貨店ならではの売場となっている。

 

1階は婦人雑貨、コスメなどの百貨店の表玄関の売場が並ぶ。煌びやかな空間。

 

紳士服売り場は4階に。特筆すべきなのか...5階のリビング売り場の一角に仏壇仏具の売場コーナーがあった。

 

6階の子供服売り場は、エスカレーターを上がるとワンダーランドな空間に仕上がっていた。数ある地方百貨店のなかでも、ここに最初に入った印象は格別であった。

 


2020年6月の丸井今井函館店外観。コロナ禍真っただ中の苦境の時期であった。

 


 

2006年9月の丸井今井函館店の外観。この頃は、確か7階に大食堂が営業しており、市電1日乗車券を提示するとソーダ水(メロンソーダ)が1本プレゼントされていた。