丸井今井は北海道の老舗地場百貨店。創業は1872年と言われています。北海道の主要都市各地に店舗網を拡大し、それぞれの地域一番店として謳歌した時代もありました。しかし、経営の多角化や経済情勢の変動に対応しきれず、最終的には三越伊勢丹ホールディングスの支援を受けることが決定。小樽店、室蘭店、旭川店、苫小牧店、釧路店は支援の前後に順次閉店していきました。

余談ですが、丸井今井旭川店の閉店発表は急だったため、既に閉店を発表していた旭川西武が丸井今井旭川店の需要を取り込めると判断し、閉店を撤回したエピソードもあります（その後、旭川西武は2016年9月末に閉店）。

現在は「(株)札幌丸井三越」が経営する丸井今井札幌本店と、「(株)函館丸井今井」が経営する丸井今井函館店の2店舗体制となっています。両店とも、三越伊勢丹ホールディングスのグループ会社として、営業を続けています。