丸広百貨店東松山店(営業最終日1)
丸広百貨店東松山店。70年の歴史をもつこの街の百貨店も商圏での競争激化、建物の老朽化も相まって2024年8月18日(日)に営業終了の日を迎えた。
東武東上線から徒歩5-6分のところにある丸広百貨店東松山店。「ぼたん通り」を抜けるとその塔屋が見えてくる。2024年8月18日(日)に最後のお買い物。
この「まるひろ通り」は、まさに丸広百貨店東松山店に面した通り。東松山駅から続く商店街である。
営業最終日、開店時刻30分前の丸広百貨店東松山店。あたりはまだ静かだが、近隣の商店の人が外に出てきて、その雄姿を写真に収めていた。
松山女子高校の書道部が丸広百貨店東松山店に贈ったメッセージ。前回買い物に来た時よりもその数が増えていた。丸広百貨店東松山店70年間ありがとう と。
正面入口にも感謝の書が掲げられていた。
まるひろ東松山店のカウントダウンを知らせる貼り紙。本日営業最終日。
1階正面エントランスには、両面に買い物客からのメッセージが掲げらえていた。感謝のことば。かわいい絵。みんなまるひろに想いを込めて。
「まるひろ東松山店営業終了のお知らせ」発表から約2か月と慌ただしい営業終了となる形となった。エントランスで開店を待ち合わせている人たちは
「最後ですね。」
「最後だね。」
「今日暑いからと思ったけど、最後だから来ちゃった。」
と丸広百貨店東松山店と一緒に過ごすこの1日を楽しみにしているようだった。
まるひろの営業時間を告げるキャスター付き掲示板。もうこれが活躍することもない。
前回の買い物時から掲示されていたが、ビバモール東松山店2階に「まるひろminiビバオール東松山店」が2024年8月23日(金)にオープンする。
開店15分前になると、少しずつ買い物客が集まり始めた。丸広百貨店東松山店の姿を収める人の多いこと。
そして10時にドアが開き開店。本当に大勢の買い物客が一斉に店内に入っていく。
「いらっしゃませ。おはようございます。」
と店員さんがごあいさつ。
店内に吸い込まれていく買い物客の姿は5分以上続いた。入店する買い物客に丁寧に頭を下げる店員さんたち。
丸広百貨店東松山店の銘店コーナーは1階奥右側に並ぶ。ロイスダールの「ル・ショコラ・クラシック」がバラで15個積みあがっていたが、開店と同時に「これ、全部買おうかな」と...。
そして、「ル・ショコラ・クラシック」が完売したロイスダール。店員さん
「全滅記念に1枚どうぞ。」
と。
2階婦人服売り場でもご愛顧感謝セールを開催中。営業最終日、開店直後だが、これからどんどんと買い物客が行き交うこととなる。
3階紳士服、子ども服売り場も残された商品を目指して買い物客が行き交う。miki houseの50%offはビックリ!
5階のレストラン、中国料理「ふうけい」の開店は11時から。きっとラストオーダーの時刻を待たずに営業を終えるだろう。
5階にあるパソコン教室は、まるひろ川越店6階に移転するとのこと。もしかして、レストラン街があったところかな?
3階には暮らし、紳士服、雑貨、子ども服、ランドセル(現品販売)などの売場が集中的に配置されたためか、買い物客の姿も多い。エスカレーターで次々と3階に訪れる買い物客の姿があった。
丸広百貨店東松山店の階段。中央はとても幅広で、中間踊り場にお手洗いがある。
まるひろ東松山店のエレベーター。これで地階まで行くと、エレベーターの扉が開いた瞬間に丸広百貨店東松山店の丸広友の会・商品券カウンター正面に出るためびっくりする。
商品券カウンターに行き、また無駄に「福島市から来た」アピールをしたところ、店員さんすごく喜び、記念に何か買っていってくださいーとなるも、「丸広百貨店東松山店」で購入したたるものが思いつかず、
「全国百貨店共通商品券も丸広百貨店各店で共通ですからねー。東松山店といったらアレですかねー。」
と、まるひろminiの掲示を指さしたので
「あれ売ってくれるんですか!??」
と聞いたら売れません(笑)とのこと。でも、せっかくなので全国百貨店共通商品券を10枚購入。店員さん喜び周りの同僚に「福島市からいらしたのよ」とうれしそうに話していた。
「19時過ぎから閉店セレモニーやるんで、ぜひ見に来てください。」
とお声がけいただき
「ええ、夕方またお邪魔します。」
とお話しした。こういうのってやっぱり百貨店ならでは。百貨店大好き。
地階の食糧費売場のレジは開店直後から大混雑。カートいっぱいに商品を入れた買い物客たちが各レジに並んで会計を待っていた。
丸広百貨店東松山店の駐車場側入口。こちらの様子は前回お買い物時から変わっていなかったが、やはり「本日最終日」が物悲しい。
開店直後にも関わらず絶えることのない入場車の列。周辺道路も混雑しているようだった。
丸広百貨店東松山店には平面駐車場と立体駐車場がある。警備員さんが駐車状況をみて、それぞれの方向に案内していた。
建物裏側に垂れ幕が掲げられている。
「70年間のご愛顧、ありがとうございました」
次々と店内に入る買い物客。入る前に足を止めて、まるひろ東松山店の姿を写真に収める人たちが目立った。