西武福井店は北陸新幹線福井駅から徒歩5分。るるぶ福井に「福井のトレンドリーダー」と称される都市型百貨店の地方名所。福井県唯一の百貨店となっております。
1928年に「だるまや」として創業。1970年に西武百貨店と資本提携し、1993年には西武百貨店直営となりました。2006年2月に「だるまや西武」から「西武福井店」に名称変更されました。2021年2月末にLOFTなどが営業していた西武福井店新館ビル(1971年にパルビルとしてオープン、ジャスコがキーテナント、1992年に全テナントが閉鎖され、1999年に新館として営業していた)が閉鎖され、2023年9月から解体に着手されております。また、1994年に店内にオープンした無印良品は北陸新幹線の福井・敦賀延伸を間近に控えた2024年2月14日に撤退し、地方百貨店の厳しさも合わせ持っています。
西武福井店。2024年3月の北陸新幹線敦賀延伸で躍動する福井市街において、古くから堂々店舗を構えている百貨店。2024年3月22日と23日にお買い物。
西武福井店の正面玄関。他の西武百貨店の店舗と雰囲気が異なる構え。午前10時の開店待ちで買い物客が中で待機している。
10時の開店と同時に続々と店内に入っていく買い物客。さすがにこの時間はまだ地元客が多いようだ。
西武福井店の建屋はモダンな造り。上層のガラス張りの部分はレストラン街である。
裏道からの西武福井店入口には小さなお花屋さんが営業している。フラワーショップが入口を彩っている。
建屋の裏手にはダクトと非常階段のワンダーな光景が。
画像右手は旧西武福井店新館。もとはLOFT、紀伊國屋書店、無印良品などがこちらで営業していた。地上8階地下1階で1999年に西武福井店新館としてオープン。2021年2月で閉鎖。現在ビルの解体工事中。道路上部の構造物は西武福井店の本館と新館を結ぶ連絡通路だったのだろう。
地上から直接地下食品街へと通じる階段。
1階を煌びやかに飾るコスメコーナー群。2024年3月23日(土)11時過ぎには大勢の買い物客で賑わっていたが、これは北陸新幹線延伸の効果なのだろうか。
銘店街も1階に。恐るべし。お取り寄せコーナーには三万石のままどおるが置かれていた。福井で有名な水ようかんのお店も1階に。
2階が紳士服やスポーツウェアのコーナー。地方百貨店でメンズファッションの取り扱いの縮小がみられるなか、西武福井店は男性向けの衣料やアイテムも充実した品ぞろえ。
3階と4階が婦人服売り場となっている。あぁリフレクト。中合福島店を思い出す。
6階はLOFTと催事場となっている。おそらく催事場のスペースに無印良品が2024年2月14日まで営業していたのだろう。
7階には紀伊國屋書店。百貨店に書店があると大変便利だと思う。
同じく7階には子ども服売場も。「デ・ナチョス」は2024年3月31日で閉店とのこと...
福井西武店のエレベーターは2基。籠は一部ガラス張りだが、外壁で外の様子をうかがうことはできない。
地階食品コーナー。グローサリー、鮮魚、精肉、総菜、青果、パンなどの日用的な食品とともに、福井県産品が並ぶコーナーもある。
地階の不自然なワゴンスペース。きっとここが地階の新館との連絡通路だったのだろう。
8階レストラン街は全てのブロックが営業していた。営業時間は11時から22時まででラストオーダーは店舗によって異なる。また、各種商品券の使用不可。中心街にこうしたレストラン街があると非常に便利。
5階フロアの一角にある「WAZABI」。こちらでは福井県内の工芸品を豊富に揃えて販売している。若狭塗り箸なども並んでいる。
福井の伝統工芸アイドル「さくらいと」のコンサートが西武福井店正面入口前で催されていた。スタッフの方によると、いずれ全国の伝統工芸を紹介するチームに成長させたいという。そのスタッフ氏
「福島から来福されたのですか。どちらに観光に行かれるのですか?」
でぱまに曰く「ここですよ。西武福井店。」
「さくらいと」のメンバーも突然福島から福井にやってきた謎のでぱまにに気さくに声をかけてくれた。CD買っちゃった♪
西武福井店前には福井鉄道の併用軌道があり、電車が走行している。