西武百貨店池袋本店

西武池袋本店は、池袋駅東側にある西武百貨店の旗艦店。2021年度の売り上げは1,540億円を叩き出している首都屈指のデパートです。開業は1935年に池袋東口にあった菊谷デパートを前身とし、1940年3月に武蔵野デパートとして開業。1949年4月に株式会社西武百貨店となっております。長らく池袋の一等地で電鉄系百貨店、西武池袋店として東武百貨店池袋店とともに商業を発展させました。2005年9月に、店名を西武池袋本店に改称しております。西武鉄道から百貨店事業がセブン&アイ・ホールディングスに売却されたのは2006年。その後はセブン&アイ・ホールディングスグループとして「そごう・西武」の1店舗として営業してきました。

その「そごう・西武」がアメリカ投資ファンドのフォートレス・インベストメント・グループに売却される際、連携するヨドバシカメラが池袋本店の低階層の売場に進出する計画が明るみに出て、百貨店に相応しくないとして豊島区長が反発。また、西武百貨店の従業員たちも労働組合を立ち上げ、売却前日の2023年8月31日に百貨店業界としては61年ぶりとなるストライキを起こした舞台も、この西武池袋本店になります(このため当日、西武池袋本店は臨時休業)。

 

西武鉄道池袋駅にそびえたつ西武池袋本店。縦にも横にも巨大なデパートは東武百貨店池袋店同様、店内のその位置を「番地」で表す。

 

明治通りに面した西武池袋本店入口。特選ブティックから日用品まで何でもそろう超百貨店。

 

昔はデパートに必ずと言っていいほどあったショーウィンドウも健在。足を止めて眺める人はごくわずかだが、これぞ百貨店文化の象徴である。

 

池袋駅の地下コンコースにも出入口がある。西武池袋本店の西武食品館は特に定評があり、売上の大きなウェイトを占めているという。

 

建物の壁にふと見つけた「SEIBU」のロゴ。ふと立ち止まってデジタルカメラで撮影していたら、私の周りにちょっとした人だかりができていた...何か珍しいものでもあったと思われたのか?