京成百貨店は、東京と千葉に路線を持つ私鉄の京成電鉄の系列店です。かつては、上野・土浦・大森(大田区)にも店舗がありましたが、現在残っている店舗は水戸の1店のみです。2010年2月までは、市川にも1店舗営業していました。
この2店の特徴は大きく異なります。(水戸)京成百貨店は、京成電鉄の子会社である水戸京成百貨店が運営しており、いわゆる百貨店としてブランド品などを取り揃え、全国百貨店共通商品券も使えます。新装開店を機に、広域性を意識して店名を「京成百貨店」と改めました。
一方、市川京成百貨店の運営は京成ストア(LIVRE京成)が担っており、LIVRE京成の食品売り場を主力に日用品などを販売、また各テナントが営業する形態となっていましたが、2007年3月31日をもって2F以上のフロアを閉鎖し、LIVRE京成のみが営業を続けていました。こちらでは、全国百貨店共通商品券は使えません。このLIVRE京成も、京成百貨店を名乗り続けていましたが、2010年2月28日で閉店となりました。
このように、電鉄系百貨店の中でも異色、そして興味深い存在である京成百貨店を紹介します。