さくら野百貨店は、東北地方に店舗網をもち、かつては高島屋ハイランドグループに属していました。前身は、丸光やカネ長武田百貨店、山田百貨店などで1978年に構成された百貨店連合(1985年にダックシティとなる)で、マイカル資本が入ると社名がダックビブレとなり、各店舗をビブレとして営業してきました。ビブレは東北地方に一時は9店舗ありましたが、ビブレ時代に山形、気仙沼の両店は閉店となっています。親会社のマイカルの経営破綻の後、マイカルグループから離脱し、社名や店舗をさくらの百貨店に変更しました。2005年に仙台店と他店舗を営業する会社にそれぞれ分割。2005年3月に福島店、2008年4月には石巻店を閉店し、エマルシェ(2010年8月株式会社さくら野百貨店から会社名変更)が運営する仙台店と、さくら野百貨店(本社青森、2010年さくら野東北から会社名変更)が運営する各店を合わせ5店を展開していました。
仙台側の運営会社であるエマルシェは2017年2月26日に資金繰りに行き詰まり経営破綻。さくら野百貨店仙台店は閉店となっております。
現在、さくら野百貨店は青森本店、弘前店、八戸店、そして岩手県の北上店の4店舗の営業ですが、さくら野百貨店では弘前店、八戸店、北上店を2023年8月14日付でそれぞれ分社化しました。さくら野百貨店は青森市の本店と本部機能を担う事業持ち株会社に移行しております。
このうち北上店については店舗の建物を所有する第3セクターに2023年9月に経営を移管したうえで、直接の運営からは撤退しました。引き続きライセンス契約を結んだうえでさくら野百貨店の名称そのままで営業を継続しています。