曽根田駅

曽根田は飯坂線開業当初から存在しましたが、当時は軌道線の停留所の名前でした。 現在の鉄道線としての曽根田駅は昭和17年7月17日に開設されました。 当初は電鉄福島という名前でしたが、起点の国鉄福島駅と混同するため、昭和37年9月5日に 曽根田と改称されました。昭和50年8月まではここに車庫がありましたが 現在跡地は駐車場やマンションの敷地になっています。 駅舎は2階建ての立派な造りで、かつての飯坂線の中枢駅だったことがわかります。 福島市の繁華街に位置し、周りは賑やかです。 この付近で福島から並行して走ってきたJR山形線の線路が西へと分かれていきます。

駅構内

曽根田駅舎。 大型ショッピングセンターMAXふくしまの最寄り駅。 1976年まで飯坂線の車両基地があった。

曽根田駅では福島駅前通り再開発に伴い移転してきた伏見珈琲店が営業している。 個人カフェ併設の駅って幸福度も高い。

待ち合い室。 かつては出札窓口が設けられていた。

新型の自動券売機。 今はまだ現金対応のみだが、 いずれ各決済に対応する予定。

引退した7000系1編成が留置線に保存されている。 電車内部は休憩/展示スペースとして活用されている。 なお、 この「お休み処ナナセン」と呼ばれる電車の利用には有効な乗車券もしくは入場券が必要。

ホームから見た曽根田駅舎。 1階窓上部には「祝 飯坂線開業100周年」が掲げられている。

曽根田駅からは山形新幹線新アプローチ線の様子が見られる。 だいぶ形になってきている。 供用開始は2026年度末の予定。

曽根田駅ホームから北側を眺める。 曽根田駅まではJR東北本線、 東北新幹線、 奥羽本線、 山形新幹線と並行して走る。

沿線風景

飯坂街道の曽根田ガード。豪雨時は冠水することで有名で水が溜まってばっかりだったが、 最近新型の排水ポンプを配備しこれで安心…と思いきや、 やっぱり尋常ではない豪雨にはあえなく敗退することもあり、 冠水警告版も設置されている (もちろん新型排水ポンプ配備により状況はかなり改善されている)。 このガード近辺は道路が交錯しており駅方面の車の流れは多少悪くなっている。

曽根田は映画の街。曽根田駅前のワーナーマイカルシネマズと 福島フォーラムの2つの映画館があり、 かなりのスクリーン数となる。 福島駅前から市街地続きでマンションや食事処などが並んでいる。

路線風景

新幹線の高架橋を東北線とともにくぐり、曽根田駅に向かう福島行き電車。 ポイントを画像左に入り曽根田駅ホームへと到着する。

曽根田駅に進入する飯坂温泉行き電車。 ATS導入に伴い、ホームでの停車位置が変更となった。 背後は、今は昔のさくら野百貨店。。。

西町跨線橋をくぐる飯坂温泉行き電車。 背後はJR福島駅構内。 曽根田駅から、福島駅の様子を窺い知ることもできる。